45歳からの3カ月間「短期集中リスキリング講座」、即応デジタルスキルを身につける

ライフシフトラボは、45歳からの実践型デジタルスクール「ライフシフトラボDXコース」を開講した。人生後半のキャリアを、ひいては社会を切り拓くデジタル人材になれる、40代後半~60代のための3カ月間短期集中リスキリング講座となる。

45歳からの実践型デジタルスクール「ライフシフトラボDXコース」

「ミドルシニア×デジタルスキル」の掛け算でレバレッジ

同社は2021年以来、40・50代を中心としたミドルシニアに対する複業・転職支援を行ってきた。数千人の支援実績を積むなかで、「ミドルシニアならではの長年培った豊富な経験・強みは本来、デジタルスキルを掛け算することでさらにレバレッジできる」との確信に至った。

一方、プログラミングスクールをはじめ、数あるデジタル関連スキルの学習サービスのほとんどは20・30代の若手ビジネスパーソンを対象としており、45歳以上のミドルシニアに対するデジタルリスキリング機会は、日本の就業者人口の46%を占める事実を鑑みると意外なほど、想定的に限られている。

産業界のDXが国策として進むなか、企業をリードする立場に就く割合が高いミドルシニア人材のデジタルリスキリングが急務となっている。今回、こうした社会的ニーズに応えると同時に、ミドルシニアの人生後半のキャリア形成に貢献するべく、「ライフシフトラボDXコース」を開講した。

仕事や転職、独立起業、副業のための即応デジタルスキル

同コースは、40代後半から60代のための3カ月間短期集中リスキリング講座で、全10回のグループレッスンとEラーニング、毎週の課題を通じて、勤め先での仕事や転職、独立起業、複業などのキャリアステップを加速させる即応デジタルスキルを身につける。

受講対象者は、ITへの苦手意識を克服し、デジタルスキルを今後のキャリアの武器にしたい40代後半~60代のビジネスパーソン。とくに、日々の仕事でWord・Excel・PowerPointにある程度触れているオフィスワーカーを想定している。

「ライフシフトラボDXコース」では、「行きつけのパン屋をDXせよ」「自分の強みを生かしたウェブビジネスを起業せよ」といった架空のミッションのもとでシナリオを進めながら、生成AIを使ったコンセプトメイキング、情報セキュリティ、グループウェア、SNS活用、HP制作、ウェブマーケティング、ウェブデザイン、バックオフィス業務効率化などの各スキルを体系的、有機的に学ぶことができる。

また、デジタルの世界はプログラミングなしでウェブサイトやアプリ開発ができる時代へと移り変わっている。世界標準のアプリケーション、自動化ツール、生成AIをフル活用し、かつてはITエンジニアにしかできなかったことを非エンジニアでもノーコードで実現する手法を学ぶ。

同社はミドルシニアに対して、複業・転職のパーソナルトレーニングを展開してきた。その支援ノウハウを生かし、ミドルシニアならではの豊富な経験と学んだデジタルスキルを生かせる複業・起業・転職を実現するための全3回のマンツーマン面談を提供する。

受講期間は3カ月間で、形式は完全オンライン。料金は29万8000円。

今後は、個人向けの「ライフシフトラボDXコース」に加えて、法人展開を進めていく。採用難が加速するなか、ミドルシニア社員の雇用保持と戦力化は多くの企業の経営課題となっている。

「役職定年前後のベテラン社員のITスキルを底上げしたい」「70歳までの雇用保持を前提に、シニア社員が会社のDXに取り残されないようにしたい」という企業ニーズに応えていく。同社では、個人向け・法人向け合わせて25年2月までの1年間で累計2000人の受講を見込んでいる。

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