「朝ドラも民放とコラボする時代に?」『ブギウギ』にまさかの登場を果たした「人気刑事俳優」

『ブギウギ』でヒロインを務める趣里

3月13日、NHK朝のテレビ小説『ブギウギ』では114話が放送された。

この日はヒロイン・スズ子(趣里)の娘、愛子(このか)を誘拐するという電話が。すでに下校したという愛子を、スズ子と家政婦の大野(木野花)が必死に探すが見つからず、警察に連絡をすると、刑事3人が自宅にやって来て……という展開だった。

刑事役・高橋に抜擢されたのは内藤剛志。登場するやいなや、Xには「捜査一課長」「内藤さん」などがトレンド入り。SNSには内藤の登場に歓喜する声が溢れた。

《朝ドラも民放とコラボする時代になったのか!と思いましたやん》

《今朝のNHK朝ドラ「ブギウギ」に刑事役で内藤剛志さん登場。さすが。分かってらっしゃる。ベストキャスティング。例の「必ずホシをあげる!」の決めゼリフは出て来なかったけど、それに近い事は言ってくれた。ありがとう!NNHK》

《内藤剛志が「犯人は必ず捕まえます」と言った時の安心感》

《「必ずホシを上げる!」って頭の中で勝手に言ってた》

内藤剛志が一課長・大岩純一を演じる人気ドラマシリース『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)を彷彿とさせる視聴者が続出したようだ。

番組の公式Xでも

《「犯人がどこから見ているかわかりませんからな」というセリフ、実は #内藤剛志 さん、リハーサルでは「犯人」を「ホシ」と読まれていました。さすが…!》

と、撮影中のエピソードが明かされている。

『警視庁・捜査一課長』は、2022年にSeason6が放送され、2023年はスペシャル版が放送されている。

本誌は2020年3月に、2日にわたり『捜査一課長』の撮影現場で内藤を密着取材。「必ず、ホシを挙げる!」と内藤演じる大岩一課長が檄を飛ばす名シーンに潜入した。撮影本番直前まで、監督や共演者と熱心に意見を交わしている内藤の真摯な姿が印象的だった。

事件捜査中や解決後に部下への労いの言葉を忘れない一課長の役柄は、理想の上司と言われることもある。このことについて内藤に聞くと

「相手を褒めるなり、興味を持つなりして何かを伝えないと、『この人のために命を張ろう』とは思わないですよね。そのために大岩は『あのときはありがとうな』とか『あの件、どうした?』みたいな形で話しかけるんです。そうすることで、相手に『自分は覚えられている』と思ってもらうことが大切。自分の言うことに耳を傾けてほしいなら、先に行動を起こさないと。役としても僕個人としてもそう思っています」と語っていた。

放送局には子供からも「一課長様」と宛名が書かれたファンレターが届くと、笑って話していた内藤。幅広い世代に支持される“捜査一課長”。

事件の解決だけではなく、捜査一課長の真骨頂でもある人間力で、子育てに悩むスズ子と友達ができない愛子にも、あたたかい解決策を講じてくれるはずだ。

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