『ゴジラ-1.0』米アカデミー視覚効果賞を受賞 日本映画初の快挙

映画『ゴジラ-1.0』が、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。

日本映画で初めて視覚効果賞にノミネートされ、そのまま受賞するという快挙を成し遂げた。

日本時間3月11日朝に、アメリカ・ハリウッドのドルビーシアターで行われた授賞式で発表された。

本作の他には、『ザ・クリエイター/創造者』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ナポレオン』がノミネートされている。

ゴジラ生誕70周年記念作品『ゴジラ-1.0』

『ゴジラ-1.0』は、特撮映画の金字塔『ゴジラ』の生誕70周年を記念して、2023年11月3日に公開された映画。

戦争によって焦土と化し、無(ゼロ)になった戦後の日本が舞台。そこに追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現し、圧倒的な力で日本を負(マイナス)に叩き落とす。

そんな絶望的な状況下で、戦争を生き延びた名もなき人々が、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく物語になっている。

山崎貴が監督 神木隆之介、浜辺美波ら出演

『シン・ゴジラ』(2016)以来の実写シリーズ最新作であり、日本で制作された実写ゴジラ映画としては通算30作目となる『ゴジラ-1.0』。

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ、『永遠の0』『寄生獣』など数々の話題作を生み出してきた山崎貴さんが監督・脚本、そしてVFX(視覚効果)を手がけた。

主演に神木隆之介さん、ヒロイン役として浜辺美波さんが出演。2023年4〜9月のNHK連続テレビ小説『らんまん』で夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演した。

そのほか山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんと実力派豪華キャストが出演している。

3月4日時点で興行収入60.1億円を突破。これは、2023年に公開された日本国内の実写映画の興行収入として1位となる。

さらに、2023年に北米で公開された外国語映画として興行収入が1位、全米で公開された歴代邦画実写作品の興行収入でも1位を記録するなど、海外でも大きな反響を呼んでいる。

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