「魅力が伝わって来館いただければ1番いい形」老舗ホテルが40年ぶりの改装 背景にアフターコロナの観光戦略が=静岡市

静岡市にある老舗の「中島屋グランドホテル」。3月13日、リニューアルオープンを迎えました。宿泊客を迎えるロビーの改装は40年ぶり。背景にはアフターコロナの観光戦略がありました。

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駿河竹千筋細工など、静岡の伝統的な技術を組み合わせた工芸品をいたるところにちりばめ、静岡の文化をアピールします。

国の調査では、2023年の外国人の宿泊数は、2019年と比べて98.9%と、全国的にはコロナ禍前の水準に戻ってきています。しかし、静岡県内は41.2%と、コロナ禍の厳しい状況から脱していません。

この状況を打開するためにも、「中島屋グランドホテル」では、一味違った取り組みもスタートしました。その名も「おまちのハコ」です。

<中島屋グランドホテル 久野太郎総支配人>
「おまちを、お客様に深いところをお伝えしたいというところをぎゅ~っとまとめた地図でございます」

地元の人しか知らない「小話」が詰まった地図で、より深い静岡をインバウンド客にも楽しんでもらおうと考えます。

<中島屋ホテルズ 鈴木健太郎社長>
「県外のお客様ですとか、国外のお客様にその魅力が伝わってご来館いただければそれが1番いい形かなと思う」

アフターコロナの中で、客をどう取り込めるか、新たな観光戦略がポイントになります。

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