“まさに影の主役”…俳優イ・イギョンから女優チャン・ダアまで、作品のヒットに欠かせない悪役たち

ドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」のパク・ヨンジン(イム・ジヨン扮)から、「私の夫と結婚して」のチョン・スミン(ソン・ハユン扮)とパク・ミンファン(イ・イギョン扮)、「ピラミッドゲーム」のペク・ハリン(チャン・ダア扮)まで、ドラマに登場する強烈な悪役がヒットを牽引している。

イ・イギョン のプロフィール

最近、人気を集めている公開中のTVINGオリジナル「ピラミッドゲーム」で、女優のチャン・ダアは2つの顔を持つ悪女ペク・ハリン役を熱演している。

同名のWEBコミックを原作にした同ドラマは、月に1回、秘密投票でいじめの対象を選ぶペクヨン女子高2年5組の物語を描く。加害者と被害者の明確な善悪構図が予見される中、チャン・ダアは表では親しげに見えるが、正反対の性格を持つメインの悪役という重大な任務を引き受けた。

特に、彼女は本格活動を始める前から、韓国ガールズグループ「IVE」のメンバー、チャン・ウォニョンの実姉として先に顔が知られていた。プレッシャーの中で試験台に上がったチャン・ダアだが、ベールを脱いだ「ピラミッドゲーム」で演技が好評を得て、成功的なデビューの第一歩を踏み出した。「ペク・ハリンそのもの」と話したパク・ソヨン監督の言葉通り、期待値を完全に超えたチャン・ダアは、“チャン・ウォニョンの姉”ではなく、“ペク・ハリン”として認められ始めた。

また最近、視聴率と話題性をかっさらって放送を終了した「私の夫と結婚して」に登場する悪役たちも、話題だった。ごみ夫のパク・ミンファン役を務めた俳優イ・イギョンと、歴史に残る悪女チョン・スミンに扮(ふん)した女優ソン・ハユンの熱演は、あらゆる “引退説”、“憑依説”などを産んだりも。メインのラブストーリーよりイ・イギョン、ソン・ハユンの登場シーンで、より面白さが生き返るという反応も多かった。

そうしながら、結局作品の勝敗は悪役がどのくらい魅力的で、それをうまく演じているのかによっているという話も出た。悪役がその役割をしっかり務めてこそ、結果的に主人公とメインの物語もさらに引き立つからだ。そんな面で最近、イ・イギョンとソン・ハユン、チャン・ダアまで、ヒット作品の人気を牽引している主役だと言える。作品の中のキャラクターは嫌われるが、皮肉にも俳優たちには賛辞が降り注いでいる理由だ。

このように、演技力で十分に認められた彼らが、どのような活躍を見せていくのか動向が注目される。

イ・イギョンのプロフィール

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