1か月の残業時間...3位「16~20時間」、2位「0時間」、1位は?

総合転職エージェントのワークポートは2024年3月13日、ビジネスパーソン631人(20代~40代・男女)を対象に、「残業に関する意識」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

残業をしたくないと思う理由は?

調査ではまず、1か月の平均残業時間を聞いたところ、最多は「1~5時間」で16.8%。次いで、「0時間(残業なし)」(13.8%)、「16~20時間」(11.9%)の順。また、同社によると、その残業量をどうとらえているか聞くと、月平均10時間以下は「残業が少ない」、26時間以上は「残業が多い」と感じる人が多い傾向があったという。

(ワークポート作成)

また、残業をしたいと思うか聞いたところ、最多は「まったくしたくない」(26.1%)と「あまりしたくない」(51.7%)を合わせて77.8%となった。

(ワークポート作成)

「残業をしたくないと思う理由」と「残業をしたいと思う理由」では、以下のような声が寄せられた。

●残業をしたくないと思う理由

「自分の時間と家族の時間を確保し、ワークライフバランスを充実させるため」(30代・女性・建築土木)
「私生活が大切だから。また、疲労やストレスをためずに翌日健やかに仕事をしたいから」(30代・男性・製造)
「会社としても割増で給料を支払わないといけなくなり、従業員側も自由に使える時間を削っていると思うため」(30代・男性・管理)
「集中力が落ちて効率が悪いため。また、翌日にひびくから」(40代・女性・管理)
「残業代が出ないから」(30代・男性・製造)

●残業をしたいと思う理由

「基本給が低いため」(30代・女性・管理)
「稼ぎに影響することと、成長のためには多少の残業の必要性を感じるため」(30代・男性・製造)
「次の日に仕事を持ち越したくないから」(20代・女性・接客販売)
「就業時間中はコア業務に集中したいから」(30代・男性・営業)

なお、調査は2024年2月29日~3月7日におこなわれ、ワークポート利用している全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)が対象。有効回答は、631人。

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