アーセナル、GKラヤの買い取りオプション行使は決定済みか…金額は約51億円?

アーセナルがブレントフォードからレンタル加入中のスペイン代表GKダビド・ラヤについて、買い取りオプションの行使を予定しているようだ。13日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。

現在28歳のラヤは2012年夏に16歳でイングランドに渡り、ブラックバーンのアカデミーに加入。翌年夏にトップチーム昇格を果たすと、2019年夏には当時チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)に所属していたブレントフォードへ完全移籍を果たした。4年間を過ごした同クラブでは公式戦通算161試合に出場し、プレミアリーグ昇格にも大きく貢献。昨シーズンはリーグ内で最高セーブ率(77%)を記録した。

そんなラヤは足元のテクニックやフィード力を買われ、昨年夏にアーセナルへ買い取りオプション付きのレンタルで加入する。程なくしてイングランド代表GKアーロン・ラムズデールから定位置を奪うと、ここまで公式戦通算29試合に出場。加入当初はクロス対応などの不安定さを指摘する声が挙がっていたが、直近では安定感あるプレーを披露し、現地時間12日のチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のポルト戦では、PK戦で相手のキックを2本セーブし、14年ぶりのベスト8進出に大きく貢献した。

期限付き移籍の契約が今年の6月末までとなっていることから、今シーズン終了後の去就には注目が集まっているラヤだが、アーセナルは既に買い取りオプションの行使を決定している模様。ロマーノ氏によると、この方針は昨年夏の段階から既定路線とされており、数カ月前にはクラブとしての決定が下されたという。なお、アーセナルが買い取りオプション行使に伴い支払う金額は2700万ポンド(約51億円)となるようだ。

また、ロマーノ氏は日本代表DF冨安健洋、イングランド代表DFベン・ホワイトとの契約状況についても指摘。前者との交渉は既に完了しており、後者についても間も無く新契約が締結される見込みと伝えている。

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