なぜ男性は元カノに執着するのか?男たちの証言から本音を読み解く

恋愛をリードするためには「元カノ」をいつまでも忘れられない男の本音を理解してあげましょう。男性の本音がわかると戦略を立てることができますね。

そこで今回は「元カノを忘れられない本音」から見えてくる、どうしようもない男たちの証言を検証してみましょう。

元カノを忘れられない男の本音

証言1:元カノの「忘れられない男」になりたい(32歳・営業)

「彼女とは嫌いになったから別れたわけじゃない」という今永さん(仮名)。2年前に今永さんの転勤が決まってから、2歳年下の彼女と話し合って別れることにしたと言います。

「お互いにすぐに逢いたいタイプだから遠距離恋愛はムリだと。でも別れてみると、彼女が大事な存在だとわかってきて切ない」

いまのところ、SNSで彼女が他の男とイチャイチャしていないのが唯一の救い。

「もし彼女と結婚できなくても、元カノの『忘れられない男』になりたい」

別れてから、一層彼女に対する気持ちが強くなったといいます。好きな女と別れてしまったジレンマから妄想を抱くようになったのでしょう。

女にとって「忘れられない男」は、遠距離恋愛などきっと乗り越えられる男なのにね。

証言2:別れても友達でいたい(27歳・教師)

「仕事が忙しすぎて同じ年の彼女とすれ違いが続き、とうとう彼女から別れを切り出されてしまって」

嫌いになって別れたわけではないから、別れても友達でいたいという松田さん(仮名)。

「共通の友達もいるし、またみんなと一緒に遊べるといいなと言ったら、『遅すぎるわ』と断られてしまったんです」。友人に相談したら「別れたら他人と考える女性もいるから」と諭されましたが、松田さんは納得していません。

「この間まで付き合っていたのに、どうして他人になれるのだろう。友達のままでいたいのに」と元カレに対する気持ちを引きずっています。

女性から見ると勝手な言い分に見えますね。だったら付き合っているときに、どうして大事にしなかったんだろうと。松田さんのような「別れてから大事な人と気づく」とタイプは、鈍感か女性に甘えているせいでしょう。

一方、仕事のことで手がいっぱいで、彼女と会う時間がないほど余裕がないのかもしれませんね。

恋愛はタイミングといいますから、松田さんが恋愛を育てていくタイミングを逃したと言えるでしょう。

証言3:今の彼女とうまくいっていないから元カノと復縁したい(30歳:IT)

「付き合って半年になりますが、今の彼女と合わないというか最初は盛り上がったんですけど、だんだんと会うのが楽しくなくなってきて」と嘆く品川さん(仮名)。

そんな時にSNSで元カノの華やかな表情を見て心がかき乱され「ヨリを戻したい」と復縁を考えるようになったそうです。

今の彼女との関係がうまくいっていないと、過去が美しく見えるもの。そんなときの男性心理は、別れた理由よりも復縁したい気持ちが勝ってしまうそうです。

元カノが同じように復縁したいのなら叶いますが、ほとんどの女性は「別れたら次」のスタンスだということをこの男性は理解したくないようです。

証言4:元カノと別れてから本命に逢っていない(28歳・イベント関係)

「3年も本命に逢っていないと、元カノと別れたことを後悔することがあるんです」

そう語るのはイベント関係者の東さん(仮名)。すれ違いが原因で元カノと別れたと言いますが、恋愛に対して忍耐力がないという本当の理由を東さんが一番よく知っていました。

「元カノと別れてから、3人くらいの女の子と付き合いましたが、1ヶ月も持ちませんでしたね。友達から『それって、付き合っているうちに入らない』なんて言われて」

恋に忍耐力のない東さんと2年も付き合っていられた元カノ以上の女性が現れるのかどうか、東さんは少し不安なようです。

このケースも「別れてから元カノの偉大さがわかった」タイプ。自分を改善するなど学習する気力がないため、元カノとの復縁が不可能なら、おそらく元カノのようなタイプを追い求めることでしょう。

証言5:「歴代彼氏No.1だと思ってもらいたい」(35歳・飲食関係)

有村さん(仮名)の今の心境はかなり複雑です。というのは、三角関係の結果、元カノが他の男と結婚したというのです。

「ある日別の男が現れて、アッという間に彼女がその男と結婚することになった。元カノから好きだけどあなたと別れると言われたんです」

混乱する有村さん。略奪されたという言葉は、男のプライドに関わるため口にしません。でも男のプライドを傷つけられたことに変わりないでしょう。

その証拠に「元カノには歴代彼氏No.1だと思ってもらいたい」と虚勢を張っているのです。

三角関係の末に取り残されると、自己防衛をするために虚勢を張ることがありますが「歴代彼氏No.1だと思ってもらいたい」は、男の本音そのものだと言えます。

男の本音から紐解く「元カノとヨリを戻させない方法」

元カノとヨリを戻したい、復縁したい。そんなことを考えさせないためには、あなたが彼を愛し抜くことです。元カノのことを考える暇を与えないほど、愛すること。

そもそも元カノのことを懐かしく思うのは、現実に満足していないからです。

あなたと一緒にいるのが楽しく、そしてあなたがかけがえのない存在なら元カノは遠い昔の思い出になりますよ。

(mimot.(ミモット)/ 夏目 かをる)

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