札幌市の新教育長に一般職出身・山根氏 内向き体質刷新なるか

 札幌市の秋元克広市長が5月の人事で檜田英樹教育長(62)を退任させ、後任に山根直樹総務局長(59)を充てる方針を決めたのは、市立中1年の女子生徒の自殺問題などを巡る対応で、市教委の内向き体質が浮き彫りとなったためだ。教員出身の檜田氏は実務能力の高さに定評がある一方、「現場の教員をかばっている」との指摘があった。山根氏は一般職出身だが教育行政にも精通し、立て直しへ手腕が問われる。

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