2024オリヴィエ賞ノミネーションが発表、『サンセット大通り』が席巻

2024年オリヴィエ賞のノミネーションが発表され、『サンセット大通り』が11回で最多となった。その年の優れた舞台作を称えるイギリス版トニー賞とも言われる同賞、プッシーキャット・ドールズのニコール・シャージンガーが主演を務め、作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーがその音楽を手掛けた同ミュージカル作は、ミュージカル・リバイバル賞、ニコールがミュージカル部門の主演女優賞、グレース・ホジェットが助演女優賞、トム・フランシスとデイヴィッド・サクストンがそれぞれ主演男優賞と助演男優賞の候補に挙がっている。

ミュージカル・リバイバル賞をかけて『恋はデジャ・ブ』『ガイズ ドールズ』『ヘイディズタウン』としのぎを削ることとなる『サンセット大通り』は、ファビアン・アロイーズが振付賞、ジェイミー・ロイドが監督賞にノミネートされているほか、音響デザイン賞、ミュージカル貢献賞、装置デザイン賞、照明デザイン賞の候補にも挙がっている。

ミュージカル部門の作品賞には『ザ・リトル・ビッグ・シングス』『ネクスト・トゥ・ノーマル』『オペレーション・ミンスミート』『ア・ストレンジ・ループ』がノミネートされている。

一方演劇部門では、主演女優賞に、『プラザ・スイート』のサラ・ジェシカ・パーカー、『ザ・ヒルズ・オブ・カリフォルニア』のローラ・ドネリー、『メデア』のソフィー・オコネドー、『シャーリー・ヴァレンタイン』のシェリダン・スミス、『ドリアングレイの肖像』のサラ・スヌークが選出されており、1970年代にブロードウェー・ミュージカル『アニー』でタイトルロールを演じて女優デビューを果たしていたヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で知られるジェシカは、自身にとって初のオリヴィエ賞受賞を目指す。

作品賞には、『ディア・イングランド』『ザ・ヒルズ・オブ・カリフォルニア』『ザ・モーティヴ ザ・キュー』『ティル・ザ・スターズ・カム・ダウン』が候補にあがった。

オリヴィエ賞は、4月14日(日)にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。

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