ワールド・パーティーのカール・ウォリンジャーが死去

ワールド・パーティーやザ・ウォーターボーイズで知られるカール・ウォリンジャーが死去した。66歳だった。

英ウェールズ出身のカールが10日(日)に帰らぬ人となったことを広報が発表、死因については明かされていない。

1986年にワールド・パーティーを結成したカールは、2001年に脳動脈瘤を患い活動を一時中断したものの、2015年までツアーを続けた。同グループの1997年のヒット曲『シーズ・ザ・ワン』はアイヴァー・ノヴェロ賞を受賞、1999年にはロビー・ウィリアムスがカバーして英チャートで1位を獲得していた。

ワールド・パーティーの他にも、1980年代に活躍したイギリスとアイルランドのフォークロックバンド、ザ・ウォーターボーイズの活動でも知られるカール、『ザ・ホール・オブ・ザ・ムーン』などで知られる同バンドに1983年に加入し2年後には脱退するも、キーボードとシンセサイザーを使用し『ア・ペイガン・プレイス』『ディス・イズ・ザ・シー』といった曲で多大な貢献を果たしていた。

ちなみにポールはシネイド・オコナーの1987年のデビューアルバム『ザ・ライオン&ザ・コブラ』の制作に携わり、シネイドはその後ワールド・パーティーの最初の2枚のアルバムにバックボーカルとして参加している。

そんなカールの訃報にティアーズ・フォー・フィアーズのカート・スミス、チェズニー・ホークスら多くの著名ミュージシャンが追悼の言葉を寄せている。

© BANG Media International