いったい誰が…大阪・関西万博の顔「ミャクミャク」に傷 大阪市役所前 大阪府警、器物損壊容疑で捜査

大阪市役所前の「ミャクミャク」モニュメント(左・仮修復後)と損壊部分(右)※画像提供・大阪府市万博推進局 撮影・ラジオ関西コンテンツ・ニュース部

大阪市役所(大阪市北区)の正面玄関に置かれている大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメントに13日、複数の傷が付けられているのが見つかった。

【画像】傷つけられた「ミャクミャク」

大阪府・市万博推進局から同日、被害届を受けた大阪府警・天満署が器物損壊事件として調べている。大阪市はモニュメントと同色のテープを貼って補修した。

モニュメントは高さ約2.5メートル、幅4メートル、重さ約1.1トンの強化プラスチック製。13日午前6時ごろ、警備員が発見した。表面が削られたような傷が3か所あり、いずれもミャクミャクの顔の左側に付けられていた。

破損範囲は最大で14~15センチ。

大阪市によると、12日午後11時ごろに警備員が巡回した際には異常はなかったという。モニュメントは万博の機運醸成のため623万円の費用を投入し、開幕500日前(2023年11月30日)のタイミングで、同年12月1日に大阪市役所の正面玄関前に設置された。

中国から関西旅行に訪れた60代の男性は、「大阪・関西万博の開幕まで1年あまりになっていることは知っている。中国も巨大なパビリオンを出展するので期待している。いったい、誰がこんなことをしたのか、とても残念だ」と話した。

また、万博を主催・運営する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は、理事会後の記者会見でこの件に触れ、「これから本格的に開幕へ向けて機運醸成を図ろうという時期に非常に遺憾だ」と話した。

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