野村萬斎、『アンチヒーロー』で日曜劇場初出演 検事正役で長谷川博己の“強敵”に?

長谷川博己が主演を務める4月期のTBS日曜劇場『アンチヒーロー』に野村萬斎が出演することが発表された。

「殺人犯へ、あなたを無罪にして差し上げます。」というコピーとともに発表された本作。日本の刑事裁判での有罪率は99.9%と言われている。長谷川が演じる主人公は、残り0.01%に隠された「無罪の証拠」を探し依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ、犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士であり、ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。

主演の長谷川のほか、北村匠海、堀田真由が弁護士役、大島優子がパラリーガル役、木村佳乃が検察官役で出演することが発表されている。

萬斎が演じるのは、“アンチ”な弁護士の強敵(?)となる検事正。長谷川との共演は、長谷川が主演を務め萬斎のゴジラ役が話題となった映画『シン・ゴジラ』(2016年)、舞台『わが魂は輝く水なり』(2008年)、映画『リボルバー・リリー』(2023年)に続き本作で4本目。ドラマでは初共演となる。

萬斎は初となる日曜劇場への出演について、「連続ドラマは、毎話毎話放送後に視聴者の皆さんの反応を肌で感じることができるので、そのリアルな反応も今から非常にワクワクしております」と喜びを明かし、長谷川との共演については「長谷川さん演じる弁護士とわたくし演じる検察官が対峙していく姿も本作の見どころでもありますので、ぜひご期待ください」とコメントを寄せた。

コメント
野村萬斎
このたび日曜劇場に初めて出演させていただくことになり、今から非常に楽しみで仕方ありません。脚本もここまでやるのかという切り込み方で描かれており、脚本を読んでいるだけでもドキドキする展開で非常に面白いと感じました。
連続ドラマは、毎話毎話放送後に視聴者の皆さんの反応を肌で感じることができるので、そのリアルな反応も今から非常にワクワクしております。
長谷川さんとは以前舞台で共演したことはありますが、ドラマで共演させていただくのは今回初めてですし、長谷川さん演じる弁護士とわたくし演じる検察官が対峙していく姿も本作の見どころでもありますので、ぜひご期待ください。

飯田和孝(プロデューサー)
萬斎さんのクランクインは、先月の静岡ロケでした。そのシーンを見たときに、ドラマ『アンチヒーロー』が、ゆっくりと動き出したように感じました。萬斎さんには、立ち姿、表情、声、体のパーツ一つ一つに、「正義」とされる検察官の意思を確かに注ぎ込んでいただいています。
検察が、この法律ドラマの中で、どのように描かれるのか。それは見方を変えれば、皆さんが勤める会社のようであり、通学する学校のようであり、属するあらゆるコミュニティに通じるようにも感じられるのではないでしょうか。このドラマを通して、是非みなさんご自身の「正義」を探していただければうれしいです。

(文=リアルサウンド編集部)

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