「中国代表にとって脅威だ」絶対女王・孫穎莎に挑む張本美和に卓球王国メディアが警戒「現在の彼女に勝つのは難しい」【卓球・シンガポールスマッシュ】

日本のホープに対して警戒感が高まっている。

現地3月10日から熱戦の火蓋が切られた卓球のシンガポール・スマッシュ。現地13日、女子シングルスでは張本美和(木下グループ)が台湾の陳思羽を寄せつけずストレート勝ち。ベスト16進出を決めている。

張本は東京五輪16強の難敵を相手に第1ゲームから安定したレシーブで主導権を握ると、11-6と難なく先取。第2ゲームも力強いバックのレシーブでリズムを掴み、11-5で連取する。第3ゲームは中盤まで互角の展開となったものの、6-8から5ポイントを逆転してストレート勝利を収めた。

そして、張本の次なる相手は世界ランキング1位の絶対女王、孫穎莎(中国)だ。これまで一度も勝ったことはないが、昨年のWTT女子ファイナルズでフルゲームの激闘を演じるなど、急速に実力をつけている張本だけに、卓球大国・中国のメディアも警戒しているようだ。

中国のポータルサイト『捜狐』は、「張本美和が陳思羽に3-0で勝利。中国代表選手には脅威だ」と題した記事を掲載。張本が終始圧倒した内容を振り返ると、「日本のティーンエイジャーが時間をかけずに3-0で圧勝した。現在の状態なら、中国代表選手でも彼女と対戦して勝つのは難しいのではないかと不安になる」と、その勢いを感じているようだ。

3回戦は14日の日本時間20時35分の開始予定。果たして、世界女王を相手に日本の新星がいかなる戦いぶりを見せるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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