販路拡大2社を表彰 鶴田商店 歌舞伎あられ池田屋 茨城県信組・JR

トロフィーや賞金を贈呈された鶴田商店の武昌吾さん(左から2人目)と歌舞伎あられ池田屋の池田裕児社長(同3人目)=水戸市大町

茨城県信用組合(同県水戸市)とJR東日本水戸支社は13日、水戸市大町の県信組本店で、地元企業支援事業で販路を拡大した事業者をたたえる「地域事業支援アワード2023」の贈呈式を開き、同賞に選出された干し芋製造販売の鶴田商店(同県小美玉市)と、あられ製造販売の歌舞伎あられ池田屋(同県取手市)の2社にトロフィーや賞金を贈った。

同事業は、昨年実施されたJRグループの観光誘客企画「茨城デスティネーションキャンペーン」を契機に始まった。県信組とJR東日本水戸支社は2022年3月、県信組の取引先企業の販路拡大などを支援する連携協定を締結。JRグループ企業との商談会や駅の産直イベントなどで事業者に販路拡大の機会を与え、約2年で参加71事業者のうち14事業者の商談を成立させた。

鶴田商店は、JRグループの高級スーパー紀ノ国屋(東京)を含む2社と商談を成立させた。歌舞伎あられ池田屋は、2商品が紀ノ国屋のプライベートブランド商品として採用された。

「協定締結後、想定以上の成果を挙げている」と県信組の渡辺武理事長。小川一路JR水戸支社長は「今後も連携を取り、多くの事業の成長支援などに取り組みたい」と話した。

© 株式会社茨城新聞社