なぜロケット『自爆』!? ホリエモン「破滅的な出来事ではない」。2号機はすでに発注済みか

「こういったのは、よく起こること」

東京のベンチャー企業『スペースワン』が3月13日、和歌山県串本町で実施した民間初の小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げは、異常を察知し5秒後に破壊する自動装置が作動して自爆した。何かしらの異常、あるいは想定していた軌道に乗らないことなどを察知した場合、このシステムが作動するという。

「インターステラテクノロジズ株式会社」の創設者である実業家の堀江貴文氏は、ユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で、この件について解説。NASAが開発した自立安全飛行システムが搭載されていて、それが作動した結果だと語った。

「地上とやりとりする指令破壊ではなく、異常値を検出したら、その場で破壊するというロケットに搭載されているシステムが作動した模様です。速報で流れてきたものですが、5秒後に自律的に破壊された、と。想定外のことが起きて爆破を起こしたという、そういうことではありません」

まさに『自爆』であり、思わぬトラブルとはまた異なると強調していた。

また基地がやや内陸にあるため、すぐ爆破するのではなく、山火事など周囲への影響を考慮して「5秒」経ったあと自爆するように設定されていたそうだ。

「資金的にはタイト」だが、今回打ち上げから5秒後までは上手くいっていたため、「内閣府との計画は履行されたと見なされ、違約金は発生せず、打ち上げ費用はもらえるはずです。それでも(資金的には)タイトであり、おそらく次の打ち上げ用のロケットモーターは作られていると思います。どれだけ次の打ち上げができるのか」と、資金の目処が立っているかが、今後の計画を左右すると説明していた。

イーロン・マスク氏のスペースエックス社も、当初二度の失敗を経て三度目で成功を収めているという。

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堀江氏は「こういったのはよく起こること。破壊的、破滅的な出来事にはならなくてよかった、と言えるのではないかなと思います」と、今回のデータや経験が次に生きるとプラスに捉えていた。

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