ひらパー兄さん新CM、全力で来園者の夢に応えるも「無理〜」

遊園地「ひらかたパーク」(通称:ひらパー、大阪府枚方市)を盛り上げ続ける「超ひらパー兄さん」こと俳優・岡田准一の新CMが、関西エリアで3月15日より放送開始。22日からは最寄り駅を走る「京阪電⾞」の特急内で、岡⽥園⻑の肉声アナウンスも流れるという。

超ひらパー兄さん園⻑ 新CM「通過点」篇より

同パークの所在地、大阪府枚方市出身の岡田園長。2023年に就任10周年を迎え、今年は感謝の気持ちを形にするべく、新CM「通過点」篇では、ひらパー来園者全員の願いといっても過言ではない「夢」に挑戦する。

■ 電車を止める!? 兄さん史上最大の挑戦

加速する現代社会。AIの進化に宇宙進出・・・人類の夢は日々叶えられ古いものになっていく。だがまだ叶えられぬ人類の夢があった。それは、基本的に準急と普通電車しか止まらないひらパーの最寄駅「枚方公園駅」に特急が止まること。

電車でひらパーに向かう者すべてが願う「特急よ、ひらパーに止まれ」という願い・・・だが、特急は「枚方公園駅」をあっさりと通り過ぎてしまう。だがここにひとり、夢をあきらめない男・岡田園⻑がいた。

「枚方公園駅」でマイクを持ち、「えー、枚方公園駅に特急止めます」と、なめらかに駅員アナウンスで代弁。園⻑の思いのこもった声は時空を超えて特急の車内にまで響き渡る。ちょうど特急はひらパーにさしかかり、車窓には遊園地の全景が光に包まれ輝いた。

さあ、時よ止まれ!・・・そして園⻑の目の前を通過する鉄の塊。風に揺れる前髪。あっけらかんとした表情でポツリという「無理でした〜!」。これまでもシュールな世界観がお馴染みとなっていたCMだが、今回もかなりの仕上がりとなっている。

■ 岡田の役者魂に、担当者「思わず感嘆のため息」

超ひらパー兄さん園⻑ 新CM「通過点」篇より

CM撮影時のエピソードについて、「『枚方公園駅に特急止めます』、このセリフを言ってもらうために、駅員マイクを岡田さんに持っていただきました。カメラが回って第⼀声、果敢にも駅員アナウンス節を炸裂させてきた園⻑。しかも、なぜかちょっと憎たらしい感のある独特の発声で既存の駅員アナウンスも壊しに来ました。これにはスタッフ⼀同、思わず感嘆のため息をもらしました」と明かす。

「たしかに駅員過ぎると特急が止まってしまう、特急がぎりぎり止まらない駅員アナウンス・・・という絶妙のバランスを誰よりも最初に見つけてくる岡田さん。サングラスの奥からにじみ出るプロの凄みにスタッフ⼀同、改めてしびれました」と感動しきりだったようで、「岡田園⻑考案の新スタイルをお楽しみください」とアピールする。

3月22日からは、ひらパー内に「特急が止められる」フォトスポットが設置。さらに同日より「京阪電車」の特急車内では、「わいがひらかたパーク園⻑、超ひらパー兄さんでおま!」とCMを再現した岡田園⻑の肉声アナウンスが流れるという。「2024年度春ポスター」ビジュアルは3月14日より、ひらパー公式サイトにて公開され、4月4日より「京阪電車」沿線などで掲出。新CMの放送は3月15日より、関西エリアにて。

ひたかたパーク公式Xより

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