アクセサリー販売のスリーステッキ(富山)破産 負債6400万円

 アクセサリー販売のスリーステッキ(富山市月見町、谷井久成代表)は2月29日、富山地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンク富山支店によると、負債総額は約6400万円。

 1998年の設立当初はステッキの卸業務が中心だったが、2001年に小売店をオープンしてからは、アクセサリーや洋服、雑貨を扱い、最盛期とみられる08年9月期に2億8千万円の売り上げを計上。北陸3県に4店舗を展開した。大型店との競合で店舗の閉鎖が相次ぎ、唯一残った富山市内のショッピングセンターの店舗もコロナ禍で売り上げが落ち込み、赤字決算が続いていた。昨年12月にこの店舗も閉鎖し、実質的に事業を停止していた。

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