京都の特産品「丹波くり、魅力を全国に伝えたい」 専属協力隊員に大阪出身の37歳

地域おこし協力隊として委嘱された山田さん(京丹波町役場)

 京都府丹波地域の特産品「丹波くり」の生産振興に専属で携わる京都府京丹波町の地域おこし協力隊員に、山田裕貴さん(37)が就任した。栽培技術習得や丹波くりブランドの認知度向上に取り組む。

 山田さんは大阪府豊中市出身で、以前は兵庫県西宮市の職員だった。仕事の傍ら、栗の加工や保存技術の研究に携わる知人を手伝っており「生産者の熱意に魅了され、自分も作り手になりたいと考えるようになった」という。

 1日に町役場であった委嘱式で、畠中源一町長は「丹波くり振興は町が全力をあげる事業。活躍を期待している」と激励。山田さんも「地域の方々から技術を学び、丹波栗の魅力を全国に伝えたい」と意気込んだ。

 委嘱期間は3年。山田さんは今後、和知地域で暮らしながら地元生産者から栽培技術を学び、町の進める振興全般に携わる。

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