祝40周年『ゴーストバスターズ』シリーズの歴史を振り返り!“夏を凍らせる”最強ゴーストとの戦い描く最新作『フローズン・サマー』で新章へ突入

『ゴーストバスターズ』©1984 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

『ゴーストバスターズ』の歴史をプレイバック

全世界で社会現象を巻き起こし、熱狂的なファンを持つ伝説的映画『ゴーストバスターズ』シリーズ待望の最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が2024年3月29日(金)より全国の映画館で公開となる。

太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。猛暑のビーチで老若男女が海水浴を楽しむ中、海の向こう側から突如として巨大な氷柱が大量出現! 悲鳴をあげながら逃げ惑う人々をよそにその勢いはとどまらず、一瞬にしてニューヨークの街は氷河期さながらの氷の世界に……。

日々、ゴーストバスターズとしてニューヨークの人々をゴーストから守っているスペングラー家は、その元凶が全てを一瞬で凍らせる史上最強のゴースト<ガラッカ>であることを突き止める。果たしてゴーストバスターズは前代未聞のパワーを持つゴーストによって奪われた夏を取り戻すことができるのか? 今、凍結必至のゴースト退治が始まる!

『ゴーストバスターズ』は1984年のシリーズ1作目から数えて40年の歴史を誇る、まさにハリウッド映画の金字塔。そんな超人気シリーズの歩みと二世代にわたるバスターズの活躍を、最新作公開とシリーズ40周年を記念して一挙に振り返ってみよう。

『ゴーストバスターズ』(1984年)

シリーズの記念すべき第1作目。大学で超常現象を研究していたピーター・ヴェンクマン、レイモンド・スタンツ、イゴン・スペングラーが、ニューヨークで目撃例が増加するゴーストの退治を行う会社「ゴーストバスターズ」を設立し、のちに加わるウィンストン・ゼドモアとともに4人で奔走する姿を描く。

ゴースト増加の原因が破壊の神・ゴーザであることを突き止めてその顕現を防ごうとするバスターズだったが、活動に理解を示さない役人による横やりが入ってしまい、ニューヨークにゴーザが現れてしまう。人々が想像する姿に化ける能力を持つゴーザは、少しでも弱くなるようにとレイがイメージしたマシュマロマンに変身。巨大マシュマロマンとなって街を破壊するゴーザだったが、バスターズはそのエネルギー源を断つことで封印に成功。一躍、ニューヨークの英雄となった。

アクション、ホラー、コメディを融合させた斬新な設定、プロトンパックやECTO-1などのゴースト退治用ガジェット、アイコニックなマシュマロマン、レイ・パーカー・Jr.の主題歌といったキャッチーな要素が人々の心を掴み、当時のコメディ映画史上最高の興行収入を更新する大ヒットを記録。人気コメディアンだったピーター・ヴェンクマン役のビル・マーレイは役者としてもブレイク、様々なグッズが発売されるなど、社会現象を呼び、今日までの人気の礎を築いた。

『ゴーストバスターズ2』(1989年)

前作でゴーザの脅威からニューヨークを救って英雄となったバスターズの4人だったが、騒動の原因を市から押し付けられて多額の負債を抱えたため、ゴーストバスターズはやむなく解散することに……。

それから5年後、イゴンのもとに舞い込んだ依頼をきっかけにバスターズのメンバーが再集結し、ニューヨークで活動を再開。300年の眠りから目覚めて完全復活を目論む霊界の大魔王ヴィーゴがゴースト事件増加の原因と突き止めたバスターズは、自由の女神を活用するなど持ち前の機転を活かして強大な力に対抗。またしてもニューヨークを救ってみせた。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)

シングルマザーのキャリーは息子のトレヴァー、フィービーを連れて、オクラホマの田舎町にある亡き祖父・イゴン・スペングラーの屋敷に引っ越してくる。環境の変化に馴染めないフィービーと田舎暮らしに退屈するトレヴァーだったが、偶然にも祖父が遺したプロトンパックとECTO-1を発見する。

その頃、町では謎の地震が頻発するようになっており、ひょんなことから閉鎖された古い鉱山に足を踏み入れたトレヴァーたちが怪しげな装置を発見したことから、かつてニューヨークでゴーストバスターズが退治した破壊の神・ゴーザの復活の危機が迫っていることを知る。しかし時すでに遅く、ゴーザの2体の眷属がキャリーとフィービーのサマースクールの講師・グルーバーソンに憑りつき、復活の儀式を行ってしまう。

ゴーザの復活により世界の危機に直面したフィービーは祖父譲りの頭脳と度胸でトレヴァーや友人のポッドキャスト、ラッキーと協力し、プロトンパックで立ち向かうが、強大なパワーに大苦戦。すると、かつてのイゴンの仲間・ピーター、レイ、ウィンストンの3人が助太刀に駆けつけ、新旧ゴーストバスターズのリユニオンが実現! からくもゴーザの退治に成功し、ゴーストバスターズは再び世界の危機を救ってみせた。

同作は『2』から約30年ぶりの続編となり、過去2作の監督アイヴァン・ライトマンが製作を務め、監督は息子のジェイソン・ライトマンが引き継いだ。過去2作の要素を受け継ぎながらもニューヨークから舞台を変え、新世代のゴーストバスターズが活躍する物語は往年のファンに受け入れられただけでなく、新たなファンの獲得にも成功。初代バスターズの参戦も大きな話題を呼んだ。

最新作は“夏を凍らせる”最強ゴーストに新旧バスターズが挑む!

そして最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』ではゴーストバスターズが再びニューヨークに舞台を移し、シリーズ史上最強のゴースト・ガラッカに挑むことになる。

監督・脚本を務めるのはギル・キーナン。『モンスター・ハウス』(06)、『ポルターガイスト』(15)など、ゴーストに焦点を当てたヒット作の名手が新しい風を吹き込んだ。製作・脚本は前作『アフターライフ』監督・脚本のジェイソン・ライトマン。ゴーストバスターズの生みの親である故アイヴァン・ライトマン監督の息子であり、誰よりもゴーストバスターズを知り尽くす人物だ。『アフターライフ』では新しい家族の在り方を描いて観客の涙を誘い、今作ではゴーストバスターズをまた新たな物語へと昇華させていく。これまでも『JUNO/ジュノ』(07)でアカデミー賞監督賞にノミネートされ、ジョージ・クルーニー主演『マイレージ、マイライフ』(09)ではアカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞にノミネートされるなど、数々の名作を生み出してきたその手腕は、今作でも存分に発揮されている。

もちろん、新旧オールスターキャストも再び集結。ポール・ラッドやマッケナ・グレイス、フィン・ウルフハード、キャリー・クーンら前作キャストと、元祖ゴーストバスターズであるビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンにくわえ、さらにひとクセもふたクセもありそうな新キャストたちも参戦する。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は2024年3月29日(金)より全国公開

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