ホロライブ兎田ぺこらの生誕ライブ、15万人が視聴 世界一の女性配信者を祝福

ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。

政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。

なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。

今回は3月3日(日)〜9日(土)の配信をフィーチャー。

この週の実質1位・2位(1位はランキングの仕様上、海外の配信がランクイン)には、女性VTuberグループ・ホロライブに所属する兎田ぺこらさん・さくらみこさんが輝いた。

出典:生放送リアルタイムランキング

兎田ぺこら生誕ライブ、2ヶ月遅れで開催

兎田ぺこらさんは、1月12日から延期となっていた誕生日記念の3Dライブ配信で、脅威の最高同時接続者数15.3万人を記録した。

“ぺこーら”の愛称で親しまれる兎田ぺこらさん。海外のデータ収集サイト・Streams Chartsで2023年女性ストリーマー総再生時間ランキングで1位になった実績を持つ、名実ともに世界トップの配信クイーンだ。

「〜ぺこ!」というチャーミングな口調の軽快なトーク、明るく元気な性格という唯一無二のキャラクター性を誇り、多くのVTuberファンに愛されている。

視聴者15万人&ホロライブメンバーが祝福

兎田ぺこらさんの配信は、様々なジャンルのゲームに挑戦するゲーム実況から、芸人さながらのリアクション・トークスキルを炸裂させるバラエティ系の企画まで多岐に渡る。

配信のみならず、2023年12月には自身初のソロライブ「1st兎田ぺこらいぶ『うさぎ the MEGAMI!!』」を有明アリーナで成功させ、その人気の凄まじさを改めて印象付けた。

今回ランクインした配信では、総勢14人のホロライブタレントたちをゲストに迎え、11曲を披露するバーチャルライブを行った。ホロライブタレントたちからもファンからもあたたかなお祝いの声が寄せられ、X(旧・Twitter)もトレンド入りする大反響となった。

さくらみこさんの誕生日記念配信については、先取りして前回取り上げているので、ぜひチェックしてほしい。

『グラブル』10周年配信を13万人が視聴

6位は、最高同時接続者数約13万人をあつめた、スマートフォン向けソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』の配信。

10周年を迎える同作を祝って、グラン/ランスロット役の小野友樹さん、シェロカルテ役の加藤英美里さん、ルリア役の東山奈央さんなど豪華声優陣11人、本作のプロデューサー・ディレクターが大集合。

作品にちなんだバラエティ企画や、10周年を記念したゲーム内イベントの発表など、10周年の歴史にふさわしい華やかな内容が繰り広げられた。

中村悠一『グラブル』全キャラコンプの可能性が浮上

ロミオ/ツバサ役の中村悠一さんは、奇しくも配信と同日に開催された「第十八回声優アワード」で「ファン投票で選ばれた2023年に最も活躍した声優」に贈られるMVS(Most Valuable Seiyu)を受賞。

授賞式を欠席して同配信に出演し、なおかつトーク中に『グランブルーファンタジー』の全856キャラを所持しているのが、全プレイヤーのなかで中村悠一さんただ1人という可能性が浮上し、話題となった。

中村悠一さんは、ライターのマフィア梶田さん、漫画家の大川ぶくぶさんらとYouTubeチャンネル「わしゃがなTV」に出演。ゲーム愛の深さが度々反響を呼んでいる。

今回もSNSや配信コメント欄で、声優としての活躍もゲームファンとしての情熱も讃える声が広がった。

民間ロケット「カイロス」打ち上げ、配信シーンでも注目

約10万人を集めたYahoo!ニュース オリジナル YouTubeチャンネル「THE PAGE」、約7万人を集めた「テレビ和歌山」は、ロケット「カイロス」の打ち上げの様子を生配信してランクイン。

「カイロス」は、民間のベンチャー企業・スペースワンが開発した小型ロケットの初号機。

当初は、同社運営のロケット打上げ射場「スペースポート紀伊」より9日に発射される予定だったが、発射直前に発射場周辺の海上警戒区域内に船舶が残っていたことが判明。13日に発射予定を延期された。

搭載した人工衛星の軌道への投入に成功すれば、民間企業単独の打ち上げとしては国内で初めての事例となるはずだったが、13日の打ち上げは失敗。上昇しはじめて約5秒で爆発した。

スペースワンは「飛行中断処置を行いました。現在、詳細な飛行データの確認を実施しております」とコメントを発表している(外部リンク)。

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