プラスチックごみを再商品化 岩手町、レジ袋やバケツ分別回収

 

 岩手県岩手町は4月、リサイクルできるプラスチックごみを分別回収し、再商品化する事業を始める。容器包装やレジ袋、バケツなどを集め、コンテナ用パレットやプラスチック製品の原料となるペレットに再利用する。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環で、官民一体で資源循環の推進を図る。

 「プラスチック資源循環促進法」に基づく事業として、岩手県内で初めて国の認定を受けた。全国で11例目。町は業務委託料として、開会中の町議会3月定例会に関連経費360万円を盛り込んだ2024年度一般会計当初予算案を提案した。

 プラスチックごみは町の委託業者がまとめて収集する。リサイクル業者の青南商事(本社青森県弘前市、安東元吉代表取締役)の工場で処理。コンテナ用パレットや新たなプラスチック製品の原料となるペレットを生産する。

© 株式会社岩手日報社