1人乗り漁船が行方不明 75歳漁師の男性と連絡つかず…海上保安庁や僚船22隻が捜索するも"手がかりなし" 北海道奥尻島沖

3月13日、北海道・奥尻島の青苗漁港を出港した1人乗りの漁船が漁から戻らず、海上保安庁が捜索しています。行方が分からなくなっているのは、ひやま漁協所属の漁船「漁栄丸(りょうえいまる)」4.2トンです。「漁栄丸」が奥尻島の青苗港に戻ってこないことから、ひやま漁協が函館海上保安部を通じて江差海上保安署に通報しました。「漁栄丸」は1人乗りの漁船で、所有者で奥尻島に住む若山芳雄さん(75)が乗っていましたが、携帯電話がつながらず、連絡が取れていないということです。若山さんは13日午前6~7時ごろに青苗漁港を出港したとみられ、青苗岬から1.8キロほど東側の海域で午前7時ごろに操業しているのを仲間の船が確認していました。海上保安庁の巡視船や航空機、仲間の漁船22隻が出て、現場海域を捜索していますが、14日午前7時現在、若山さんや漁船は見つかっていません。当時の現場海域の天候は曇りで、風速10メートル、波の高さは1.5メートルでした。

© 北海道文化放送株式会社