人種差別論争で物議かもした女優エマ・ストーン、オスカー授賞式でのルイ・ヴィトンドレスで映画を「表現」

女優エマ・ストーン(35)がアカデミー賞で着用していたドレスは、映画『哀れなるものたち』で歩んできた道のりを「表現」していることが分かった。「ラ・ラ・ランド」以来2度目となる主演女優賞の栄誉に輝いたエマは、SFロマンティック・コメディ映画で演じたベラ・バクスターを彷彿とさせる、ペプラムが施されたミント色のルイ・ヴィトンの特注ドレスに身を包んで登場した。

首元には30.47カラットの八角形ステップカットのスリランカ産ゴールデン・サファイアがあしらわれたダイヤモンドのネックレスを纏っていた。エマのスタイリストであるペトラ・フラネリーは、ウエスト部分にフレアが付いたデザインが特徴的な同ドレスの 「現代的なシンプルさ」でエマはベラの「エネルギー」に通じるよう試み、「ベラを置いてけぼりにはしない。このドレスはその道のりの雰囲気を表現しているし、楽しかったわ」とVogue.comに語った。

また、薄いミント色は「再生」「成長」「新しい始まり」という意味合いに使用されることが多く、「お祝いの感じがする」「みんなにエマを見てほしい。とてもエレガントだわ」「これまで扱った色の中で、最もきれいな色のひとつよ」と続けた。

ただ授賞式では、ドレスのファスナーが壊れてしまい「なんてことでしょう。ドレスが壊れちゃった」とし、開いた背中部分をカメラに見せるという一幕もあった。

また、ステージ上ではプレゼンターとして中国系マレーシア人の女優ミシェル・ヨーがいたが、彼女からトロフィーを受け取らず、友人であるジェニファー・ローレンスからオスカー像を受け取ったなどとして「人種差別では」と物議を醸していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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