中国人観光客がタイ観光業の回復に力添える―中国メディア

中国メディアの参考消息はこのほど、「中国人観光客がタイの観光業の回復に力を添えている」とする記事を掲載した。写真はバンコク。

中国メディアの参考消息はこのほど、「中国人観光客がタイの観光業の回復に力を添えている」とする記事を掲載した。

タイ観光・スポーツ省が6日に発表したインバウンド統計によると、今年1~2月の訪タイ外国人観光客は前年同期比50%増の延べ638万人だった。国・地域別では中国が118万人で最も多く、以下、マレーシア、ロシア、韓国、インドが続いた。

同省は、4日から10日までの1週間に入国する外国人観光客は前週よりも増えると予想し、その主な要因として、1日に発効した中国・タイ間の査証(ビザ)相互免除協定やタイの航空会社の増便などを挙げた。

記事によると、シンガポール華字メディアの聯合早報は7日、こうした状況を取り上げた上で、「観光業はタイにとって重要な経済の柱であり、国内総生産(GDP)の20%近くを占める。新型コロナ流行前、中国はタイにとって最大の観光客供給源だった。コロナが収束しても、タイの観光業の回復ペースは遅く、中国人観光客の戻りも予想を下回り、2019年の1100万人から急減して昨年は350万人にとどまっていた」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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