リヴァプールで輝き放つ遠藤航…“同期”ソボスライが語るブンデス時代の衝撃「至る所に姿を現す」

リヴァプールに所属するハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが、“同僚”の日本代表MF遠藤航について言及した。13日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

2019年夏に加入したシュトゥットガルトで中盤の主軸として活躍し、ブンデスリーガで2シーズン連続の“デュエル王”に輝くなど、確固たる地位を築いていた遠藤。昨年夏、ブラジル代表MFファビーニョ(現:アル・イテハド)やイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(現:アヤックス)らが退団したリヴァプールは、中盤の戦力拡充を目的として推定1900万ユーロ(約30億円)の移籍金で31歳の日本代表MFを獲得する。遠藤は30歳にしてキャリア最大の移籍を果たし、晴れて欧州屈指のメガクラブの一員となった。

加入当初はなかなか出場機会が得られなかったものの、徐々にユルゲン・クロップ監督のサッカーに適応。現在はアンカーの定位置を確保し、ここまで公式戦32試合出場3ゴール1アシストという成績を残している。今月10日に行われたマンチェスター・シティとの“天王山”でも、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネらを相手に堂々たるプレーを披露。ファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチに輝いたほか、リーグの週間ベストイレブンにも選出された。

クロップ監督に「彼はプレミアリーグで傑出した選手になるだろう」と絶賛され、本拠地『アンフィールド』の熱狂的なファンにも認められている遠藤だが、同期入団のチームメイトもそのパフォーマンスを高く評価している。昨年夏、同じくブンデスリーガのライプツィヒから加入したソボスライは、ドイツ時代の対戦を回想しつつ、次のように賛辞を送っている。

「彼がシュトゥットガルトにいた時に対戦したことがあるが、至る所に姿を現す選手だよ。彼を抜き去ったとしても、振り返れば既にそこにいるような感覚だ。なので人々が『なぜ彼がそこにいるんだ?』と思う気持ちは理解できる。彼が同じチームにいることを嬉しく思うよ。彼との契約が良かったのかを決めるのは僕ではないが、彼は自分がチームにとて重要な存在であるということを実際に示している。これこそが最も重要なことだよ」

遠藤とソボスライら新戦力の活躍もあり、今シーズンのリヴァプールは既にカラバオカップを制覇。さらにプレミアリーグやヨーロッパリーグ(EL)、FAカップでも優勝を狙える位置につけており、“4冠”達成の可能性を残している。

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