【速報】米軍オスプレイが飛行再開 普天間飛行場を離陸 約3カ月ぶり 事故原因の詳細を明かさないまま【動画あり】

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている海兵隊のMV22オスプレイが14日午前、飛行を再開した。オスプレイが県内を飛行するのは昨年12月7日の飛行停止措置以来では初めて。防衛省は13日、再開準備が整った機体が14日から順次、飛行すると発表していた。

 普天間飛行場所属のオスプレイ1機が14日午前8時50分ごろ、同飛行場を離陸した。オスプレイが宜野湾市上空から沖縄本島西海岸に出て、海岸沿いを北上する様子も確認された。午前9時5分過ぎには別の1機も離陸した。

 防衛省は13日、県や県内の基地周辺市町村などに、飛行再開の方針を説明。事故原因に関する詳細が明かされない中での再開は「納得できない」(松川正則宜野湾市長)などと、厳しい声が上がっている。

 防衛省は「熟練のパイロットから優先的に飛行し、徐々に経験の浅いパイロットが飛行して練度を回復するなど、段階的に再開していく」としている。

米軍普天間飛行場を離陸するオスプレイ=14日午前8時51分、沖縄県宜野湾市・嘉数高台公園

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