福島県の郡山市ふれあい科学館のプラネタリウム「宇宙劇場」は16日、リニューアルオープンする。最新プロジェクターなどを導入し、より鮮明な映像表現が可能となる。
2012(平成24)年から使用する映像機器を更新した。高輝度レーザープロジェクターを2台使用し、従来と比べて2倍の明るさとなった。月面の凹凸などもよりはっきりと見える。臨場感あふれる宇宙空間を表現する星々の色合いも鮮やかになった。
プラネタリウムを動かすコンピューターも新しくなった。これまでは既存の宇宙データを使っていたが、ネットワークへの接続によって新たに見つかった惑星など、最新の天文情報を反映できる。
リニューアルを記念した番組も公開する。来場者の視点はJR郡山駅周辺から上空に向かい猪苗代湖、磐梯山を旅する。県内を巡った後、宇宙へ飛び立つ。
13日に報道発表会が開かれた。解説役を務める佐藤清史さんは「リアルタイムの宇宙を楽しんでほしい」と話している。