マカオ、同行の友人からカジノチップ盗む…中国人の男逮捕

同行の友人からカジノチップを盗んだとして逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は3月13日、マカオ滞在中に同行の友人から計1万5000香港ドル(日本円換算:約28万円)相当のゲーミング(カジノ)チップを盗んだとして中国人(中国本土居民)の自称商人の男(30代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、昨年(2023年)12月26日に中国本土からマカオを訪れていた女性から通報があり、同日同行の友人とカジノで遊んだ後にホテルの部屋へ戻って休憩し、目覚めた際にテレビ台の上に放置していたチップがなくなっているのに気づき、相手を問い詰めたところチップを持ち出しカジノへ行き、負けてしまったことを認めたが、その後に連絡が取れなくなったため、責任追及したい意向が示されたとのこと。

 通報を受けた同局がホテルの監視カメラ及び「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを使って捜査を進めたところ、被疑者が犯行後にマカオを離れていたことが判明したが、(2024年)3月6日にマカオ国際空港から再び入境したことから、同空港内で逮捕に成功したという。なお、被疑者は犯行を否認したものの、捜査で得られた情報を総合判断して関与が濃厚とし、窃盗罪で検察院送致する方針とした。

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