センバツ高校野球 初戦に向け打撃練習 学法石川ナイン

初戦に向けて打撃練習に取り組む学法石川ナイン=13日、京都府久御山町

 第96回選抜高校野球大会(センバツ)に東北代表として出場する学法石川(福島県石川町)は13日、京都府久御山町の淀総合運動公園で約2時間、練習に汗を流した。

 19日に予定される高崎健康福祉大高崎(群馬)との初戦に向け、野手はノックやフリー打撃などに取り組んだ。佐藤辿柊(てんしゅう)は「いよいよという感じ。140キロ台後半の速球派投手に負けない、バッティングを見せたい」と闘志を燃やした。

 大会は反発力を従来より抑えた新基準バットに完全移行して行われる。学法石川では冬期間の練習で新基準に近いとされる木製バットを用いてきたという。佐藤は「しっかり芯を捉えれば、これまで通り打てる」と自信を深める。

 投手陣はブルペンで調整した。佐藤翼は左打者が多い健大高崎を想定して感触を確かめた。「スライダーなど変化球の入りを確認した。本番まで入念に調整したい」と意気込んだ。

 大会は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。学法石川と健大高崎の1回戦は大会第2日、19日の第3試合で午後2時開始予定。

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