パドレスがディラン・シース獲得へ 1対4の大型トレードが成立

韓国で行われるドジャースとの開幕戦が6日後に迫るなか、パドレスが大型補強を実現させたようだ。日本時間3月14日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、パドレスはホワイトソックスのエース右腕、ディラン・シースをトレードで獲得ことがほぼ決まったという。対価としてドリュー・ソープ、サミュエル・ザバラ、ハイロ・イリアルテ、スティーブン・ウィルソンの4選手がホワイトソックスへ移籍する見込みであり、1対4の大型トレードとなった。

現在28歳のシースは昨季まで3年連続でシーズン200奪三振をクリアし、2022年にはサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした本格派右腕。FAになるのは2年後だが、ホワイトソックスが昨年8月末に就任したクリス・ゲッツGMのもとでチーム再編を進めていることもあり、今オフはトレードの噂が絶えなかった。結局トレードは成立せず、今季の開幕投手を務める予定となっていたが、3月中旬のこのタイミングでパドレスへのトレードが決定的になったようだ。

昨季のサイ・ヤング賞投手、ブレイク・スネルがFAとなったパドレスだが、スネルに匹敵するポテンシャルを持つシースを獲得することで穴埋めに成功。ソウルシリーズ2連戦で先発予定のダルビッシュ有、ジョー・マスグローブと合わせ、先発3本柱が確立した。4~5番手にはフアン・ソトとのトレードでヤンキースから獲得したマイケル・キングとジョニー・ブリトーが入り、開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

ホワイトソックスへ移籍する見込みの4選手のうち、ソープ、ザバラ、イリアルテの3人は「MLBパイプライン」が発表している球団別プロスペクト・ランキングでパドレスのトップ10に入っている選手。ソープが5位、ザバラが7位、イリアルテが8位で、ソープに関してはメジャー全体85位にもランクインしているトップ・プロスペクトである。ウィルソンは唯一メジャー経験があり、2年目の昨季は52試合に登板して22ホールドを記録した。

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