2026年度のリニューアルオープンを目指す鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)の工事安全祈願祭が13日、現地で行われた。研究所棟を新設するなどしてクラゲの展示数を現行の80種から100種に増やす。
研究所棟は隣接する職員駐車場に整備し、鉄筋コンクリート造り3階建てで延べ床面積は約1300平方メートル。現在の建物の本体棟を改修し、展示スペースも拡張する。本体棟の改修が始まる25年11月からリニューアルオープンまで休館する。工事費は約18億8千万円。
祈願祭には関係者約50人が出席した。神事に続き、皆川治市長が「関係者一丸となってさらなる高みを目指したい」とあいさつ。奥泉館長は「どんどん新しい取り組みをしていきたい」と意気込みを語った。
リニューアル工事を巡っては、建設資材価格高騰などから当初予定の工事内容を変更した。今後はエントランス棟を設け、レストランの拡張をすることも検討する。