1万6000人が巣立ち 群馬県内の公立中などで卒業式

 群馬県内の公立中学校と義務教育学校計151校の卒業式が13日、各校で開かれ、約1万6000人が学びやを巣立った。本年度で閉校し、富岡中と統合する富岡東中では、最後の卒業生113人が級友や恩師との別れを惜しんだ。

 統合後の新しい校名は富岡中となる。歴史ある現在の校名を思い出に残してもらおうと、富岡東中PTAが校名入りの撮影用パネルを用意した。卒業生はパネルから顔を出し、記念撮影を楽しんだ=写真

 式典で答辞を読んだ阿久津嘉孝さん(15)は「東中に受け継がれてきた精神は新しい富岡中にもつなげてほしい」と後輩に思いを託していた。

 北毛地域の中学1校はインフルエンザの流行による学年閉鎖の影響で卒業式を延期した。

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