都内現金落とし物約44億円 過去最多を更新 コロナ対策の緩和が要因か

都内で去年1年間、落とし物として交番や警察署などに届けられた現金は約44億円に上り、過去最多を更新したことが分かりました。

警視庁遺失物センターのまとめで明らかになったもので、一昨年と比べて10.3%増えました。毎日1000万円以上が届けられている計算になります。

遺失物センターによりますと、持ち主に返還されたのは約32億3000万円で、拾った人に引き渡されたのは約5億2000万円でした。持ち主が判明せず、拾った人も所有権を放棄するなどした約5億9000万円が東京都の歳入となりました。

また、警視庁が届け出を受理した落とし物の総数は約408万7000件で、一昨年と比べて19%増えました。現金の落とし物が過去最高額となったことについて、警視庁は新型コロナウイルス対策の緩和を受けた人の流れの増加が要因とみています。

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