チューリップ色鮮やか 来月上旬まで見頃 17日からまつり 長崎・香焼 

市民らを楽しませているチューリップ=長崎市香焼町

 長崎県長崎市香焼町安保地区で色鮮やかなチューリップが咲き始め、市民や観光客らの目を楽しませている。見頃は3月下旬~4月上旬になりそう。
 地元住民らが2000年から地域活性化を目的に植栽。今季は11月下旬~12月上旬、海岸近くに整備された3カ所の花壇(計約2千平方メートル)に約40種類4万本の球根を植えた。
 赤や白、黄色などの花が潮風に揺れ、訪れた人たちは写真に撮ったり、散策したり。今年は近くに菜の花が咲き、訪れた人は春の花の“共演”を満喫している。夫婦で足を運んだ同市竿浦町の会社員、松岡慎也さん(37)は「小さなチューリップはかわいく、いろんな品種があってきれい。穏やかな気持ちになった」と満足そうだった。
 香焼チューリップまつり(実行委主催)は17日から4年ぶりに通常開催される。初日は午前10時からの式典に続き、オープニングイベントを実施。地元団体が太鼓やコーラスを披露するほか、抽選会や花の苗のプレゼントがある。

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