連日会社の飲み会で、財布が苦しいです。「金欠」を理由に断るのは「社会人失格」でしょうか…。うまい断り方を教えてほしいです。

お金がないときの飲み会の上手な断り方

角を立てずに飲み会を断るには、明確に理由を述べることが大切です。単に「行きません」「無理です」と言うだけでは、人間関係にヒビが入ってしまう恐れがあります。また、断るタイミングにも配慮しなくてはなりません。具体的には、以下の3つのポイントを心得ましょう。

・正直に「お金がない」と伝える

お金が厳しいときには、正直に「お金がない」と伝えるのが適切です。飲み会を断る際には、「体調不良」「先約」などの理由を挙げることも考えられますが、その場しのぎのウソをつくと、後でつじつまが合わなくなる可能性があります。

「飲み会を断るために適当なウソをついた」と思われるほうが、社会人としては都合が悪いでしょう。「今月は金欠なのです」と伝えれば、上司や先輩も理解を示してくれるはずです。「それならば今日はおごるよ」と気を遣ってくれるかもしれません。

・早めに「不参加」の意志を表明する

いくら金欠という仕方ない理由であっても、直前に断るのはやめましょう。自分勝手と思われるだけでなく、すでにお店を予約して人数や参加費用を確定した後では、幹事に迷惑がかります。「今月はお金が厳しい」と判断した時点で、早めに以降の飲み会は断るようにしましょう。

・表情や言葉遣いにも注意する

波風を立てないようにするには、「本当は行きたかったのに残念」「お金に余裕ができたら次回はぜひ」「誘ってもらえたことはうれしい」といった雰囲気を出すことが肝心です。そのような感情が伝わる表情をする、謝罪や感謝を交えた丁寧な言葉遣いで断るのも大事なマナーです。

「なぜお金がないの?」と聞かれたときの答え方

お金がなくて飲み会を断る際に、周囲から「なぜお金がないの?」と聞かれる場合もあるでしょう。正直に「飲み会が続いていて金欠で」と伝えるのが一番ですが、会社の飲み会が多いことを職場の上司や先輩に言いづらいときには、次のような答え方もできます。

・大きな買い物をした・検討している

家具など大きな買い物をしたとき、車など高額商品の購入を検討しているときには、金欠を理由に断りやすいでしょう。一回だけでなく、当面の間、飲み会を断る理由にもなります。

・想定外の出費があった

明らかなウソはおすすめしませんが、「家の設備の修理が必要になった」「壊れた家電を買い替えた」「冠婚葬祭があった」ということも、お金がない正当な理由になります。

オンライン飲み会などお金のかからない方法を提案するのも手

飲み会には参加したい気持ちがあり、お金だけの問題であれば、オンライン飲み会などお金のかからない方法を提案してみるのもひとつの手です。

親しい先輩・後輩同士の飲み会であれば、オンライン形式を提案しても失礼にはあたらないでしょう。家にあるもので済ませることで飲食代を節約できるので、お金がないときにはおすすめです。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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