韓国など11か国が「超国境 “詐欺犯罪”防止声明書」を初めて採択

韓国など11か国が参加し、国境をまたいで発生する詐欺犯罪を根絶するための「超国境 “詐欺犯罪”防止声明書」が世界で初めて採択された。

韓国の行政安全部(省)は「イ・サンミン(李祥敏)行政安全相は11日、英ロンドンで開かれた “グローバル詐欺犯罪防止サミット”に出席し、英国など10か国と国境をまたいだ詐欺犯罪根絶のため協力することにした」と明らかにした。

「グローバル詐欺犯罪防止サミット」は、英国がG7など国際的影響力を持つ国を中心に、超国境詐欺犯罪根絶のための協力を強化するため、ことし初めて開催された。

韓国を含めた11か国の閣僚たちは今回の会議で、超国境詐欺犯罪根絶について協議した内容が反映された「グローバル詐欺犯罪防止サミット声明書」を採択し、対応策の履行を約束した。

声明書には「詐欺犯罪者たちが非常に精巧な手法を用いている状況の中、政府・法執行機関・産業界・規制当局そして個人は、高まる脅威に立ち向かい対応する共同の責務を負う」とし「犯罪者たちがこれ以上隠れることができないよう、国際的に対応し主導することを約束する」という内容が盛り込まれている。

英国は今回の会議に、G7およびファイブ・アイズ(英語圏5か国の機密情報同盟体)の他、韓国とシンガポールを特別に招請した。

韓国行政安全部は「韓国政府の詐欺犯罪防止力と詐欺犯罪捜査活動などが高く評価されたことで招請された」と説明した。

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