新商品6種、店頭に…5年1組が考案! “地域とつながる”オリジナルパン 31日まで数量限定で販売

児童が商品開発した6種類のパンを店頭で販売=丸広百貨店南浦和店1階の「ブーランジェベーグ」

 埼玉県さいたま市立高砂小学校は、5年生の授業で「小学生の企業体験プログラム~地域の店舗と連携した商品提案」を実施した。オリジナルパン作りに取り組んだ5年1組では完成品の試食会を行った。

 プログラムは各教科で育んだ能力を生かして課題解決する「STEAMS TIME」(総合的な学習の時間)の一環。「地域とつながる」をテーマに、昨年9月から地域の店舗と商品開発を行った。地元の菓子店などに協力を依頼。食材、デザイン、商品名、販売までを児童が考え、選んだ作品を各店が仕上げた。

 1組は、南浦和のパン店「ブーランジェベーグ」の協力を得て、考案したパン作りに取り組んだ。クラスでは1人1品を提案し、「サクラソウ」「ギョーザパン」「フィーカメロン」「たけのこメロンパン」「あんクリームパン」「とろたまカレーパン」の6品を選定。試食会で、提案した6グループで6種類のパンを試食。色や味などを確認をした。

 男子児童は「想像よりおいしかった。考えた人、パンのスケッチを描いてくれた人もすごい」、女子児童は「商品が実現してうれしい」などと感想を出し合った。

 協力した同パン店を運営するアクアの德永泰正専務は「商品化できるパンもあり、発想に驚かされた。選ばれたパンをグループ全員で完成させたチームワークがすごい」と感想を語った。

 考案のパンは180~250円の価格帯で31日まで、丸広百貨店南浦和店内の「ブーランジェベーグ」で数量限定で販売している。

クラス全員で選んだ6種類のパンを食べて感想を発表した試食会=埼玉県さいたま市立高砂小学校

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