国際原子力機関・IAEAのグロッシ事務局長は13日、処理水の海洋放出後、初めて福島第一原発を視察し、現状を評価しました。
IAEAのグロッシ事務局長は13日午後、処理水の海への放出が始まってから初めて福島第一原発を訪れました。グロッシ氏は、処理水の放出設備などを視察し、東京電力の小早川社長から放出までの過程について説明を受けました。
視察後の会見で、グロッシ氏は処理水の放出について「トリチウムの値は非常に低いレベルであり、我々の期待に沿った形で運用されている」と評価したうえで、「長い道のりだが、今のところ勇気づけられる結果が出ている」と述べました。