ブリュワーズに大打撃 守護神ウィリアムスが骨折で3ヶ月離脱へ

昨季2年ぶりの地区優勝&ポストシーズン進出を果たし、今季は地区2連覇を目指しているブリュワーズに大打撃だ。日本時間3月14日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、ブリュワーズの守護神デビン・ウィリアムスが背中の疲労骨折により3ヶ月前後の戦線離脱を強いられる見込みであることを報じた。2度のトレバー・ホフマン賞に輝く球界屈指のリリーバーは、スプリング・トレーニング期間中に腰の継続的な違和感を訴え、専門医の診察を受ける予定となっていたが、診察の結果、疲労骨折が判明したようだ。

ウィリアムスは先週、ブリュワーズの医療担当者による写真検査を受け、パット・マーフィー監督は「最初の診断結果は、特に大きな問題はないというものだった」と話していた。しかし、ウィリアムスが腰の違和感を訴え続けたため、今度は専門医による精密検査を実施。検査結果について、球団からの正式発表は行われていないものの、パッサン記者は疲労骨折が判明したことを報じている。

現在29歳のウィリアムスはメジャー2年目の2020年に防御率0.33をマークして新人王を受賞。翌年からは守護神ジョシュ・ヘイダーにつなぐセットアッパーとして活躍し、2022年途中にヘイダーがトレードで放出されたあと、クローザーに昇格した。初めてフルシーズンのクローザーを務めた昨季は61試合に登板して8勝3敗36セーブ、防御率1.53、被打率.129の好成績をマーク。「エアベンダー」の異名を持つ決め球のチェンジアップは有名だ。

ブリュワーズはエースのコービン・バーンズをトレードで放出しながらも地区2連覇を狙える戦力を維持していたが、絶対的守護神の長期離脱は大きな痛手となる。FA市場には有力なリリーバーは残っておらず、トレバー・メギル、ジョエル・パヤンプス、アブナー・ウリーベといった現有戦力でなんとかやりくりしていくことになりそうだ。

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