酒蔵での結婚式はいかが 南部美人、建築物を生かし地域活性化

酒蔵を活用した模擬ウエディング。地域活性化につなげる

 二戸市福岡の南部美人(久慈浩介社長)は4月、酒蔵を活用した結婚式や披露宴を始める。長い歴史と文化を備えた自社の建築物を生かし、地域活性化につなげる。

 12日は模擬ウエディングを行い、関係者約20人が趣ある雰囲気に酔いしれた。関係者に見守られる中、紋付きはかまと白無垢(むく)姿の新郎新婦役の2人が神事や三三九度を行い、酒蔵ならではの鏡開きも披露した。

 新郎役の盛岡市志家町の会社員河野周平さん(35)は「雰囲気がすてきで、活性化にもつながるはず」と期待。新婦役で同社の千葉皐月さん(26)は「いつかここで本当の式を挙げてみたい」と笑顔で語った。

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