「近大キャビア」をフレンチで 和歌山・田辺市「キャラバンサライ」

ディナーコースの前菜の一品(写真はイメージ)

 和歌山県田辺市上芳養のフランス料理店「キャラバンサライ」(更井亮介オーナー)では、地産地消にこだわった料理をコースで味わえる。昨年末からは、近畿大学水産研究所(白浜町)の「近大キャビア」を使った料理も提供している。

 更井オーナーによると、高級食材のキャビアが県内で製造、購入できると知り、取り扱いを決めたという。同研究所新宮実験場にも足を運んで養殖現場を見学した。

 「近大キャビア」は、魚卵と岩塩のみを使用。魚卵を採取して一晩塩漬けし、その後すぐさま冷凍する。塩分濃度は低く、キャビア本来の風味が楽しめる。

 「近大キャビア」は、ディナーコースの前菜の一品で提供している。コースは前菜2品とスープ、魚料理、肉料理、最後にデザートとコーヒーまたは紅茶が付く。どの料理も地元の季節食材が中心。美しい盛り付けも印象的で、目と舌で楽しめる。料金は6600円と8800円の2種類で、キャビア希望の場合は、5日前までに予約してほしいという。

 グループなら最大8人まで利用ができるので、入学祝いや送別会など特別な食事会にもおすすめ。

【お店情報】 田辺市上芳養595 営業:午前11時半~午後2時、午後5時半~9時 水曜、木曜定休(梅収穫期も休み) 電話0739.33.9990

キャラバンサライ

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