野村萬斎が「アンチヒーロー」でTBS連ドラ初出演! 検事正役で長谷川博己と対峙

野村萬斎が、TBS系で4月にスタートする連続ドラマ「アンチヒーロー」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。野村のTBSの連ドラ出演は本作が初めてとなる。

長谷川博己が主演を務める「アンチヒーロー」は、「電車に1本乗り遅れてしまった」「朝忘れ物をして取りに帰った」など、日常のほんの少しのきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう…そんなバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメント作。弁護士ドラマという枠組みを超え、ヒーローとは言い難い限りなくダークで危険な主人公を通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問い掛ける。長谷川は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士を演じ、主人公の法律事務所で働く同僚弁護士役で北村匠海堀田真由、パラリーガル役で大島優子、検察官役で木村佳乃の共演が決定している。

そんな司法の世界を舞台にした物語に、検事正役で野村が登場。ビジュアルとティザー映像が解禁された。

萬斎は3歳で初舞台を踏み、狂言師として現在に至るまで、国内外の狂言や能の公演に多数参加し普及に貢献。映像作品にも数多く携わっている。長谷川主演の映画「シン・ゴジラ」(16年)では、モーションキャプチャーで萬斎の動きをフルCGで作成したゴジラの姿が話題になったほか、舞台「わが魂は輝く水なり」(08年)、映画「リボルバー・リリー」(23年)に続き、長谷川とは本作で4本目の共演となる。

萬斎は「このたび『日曜劇場』に初めて出演させていただくことになり、今から非常に楽しみで仕方ありません。脚本もここまでやるのかという切り込み方で描かれており、脚本を読んでいるだけでもドキドキする展開で、非常に面白いと感じました。連続ドラマは、毎話毎話放送後に視聴者の皆さんの反応を肌で感じることができるので、そのリアルな反応も今から非常にワクワクしております」と心を躍らせ、「長谷川さんとは以前舞台で共演したことはありますが、ドラマで共演させていただくのは今回初めてですし、長谷川さん演じる弁護士と、私演じる検察官が対峙(たいじ)していく姿も本作の見どころでもありますので、ぜひご期待ください」とアピールしている。

作品を手掛ける飯田和孝プロデューサーは「萬斎さんのクランクインは、先月の静岡ロケでした。そのシーンを見た時に、ドラマ『アンチヒーロー』が、ゆっくりと動き出したように感じました。萬斎さんには、立ち姿、表情、声、体のパーツ一つ一つに、『正義』とされる検察官の意思を確かに注ぎ込んでいただいています」と萬斎が演じるキャラクターに触れ、「検察が、この法律ドラマの中で、どのように描かれるのか。それは見方を変えれば、皆さんが勤める会社のようであり、通学する学校のようであり、属するあらゆるコミュニティーに通じるようにも感じられるのではないでしょうか。このドラマを通して、皆さんご自身の『正義』を探していただければうれしいです」と作品について語っている。

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