もうすぐ春、白銀の道路で除雪作業 滋賀・伊吹山

4月の開通に向け除雪作業が進む伊吹山ドライブウェイ(14日午前9時53分、米原市)

 滋賀県の最高峰、伊吹山(米原市、1377メートル)の伊吹山ドライブウェイ(全長17キロ)で、4月下旬の開通に向けた除雪作業の様子が14日、公開された。山頂付近にはいまだ1~3メートルの雪が残るといい、重機を使って車の通り道を開いている。

 除雪作業は4日から始まった。タイヤショベルカー1台から始まり、13日からはバックホウも加わって連日行われている。この日はドライブウェイの16キロ付近(標高1145メートル)で作業が行われた。背丈ほどもある雪をすくっては斜面に落とし、白銀の世界からアスファルトの黒い道路を露出させていた。

 伊吹山は昨年11月13日に初冠雪した。同ドライブウェイを運営・管理する日本自動車道によると、今年の積雪は例年に比べて半分と少なく、除雪作業の開始も例年に比べ1カ月ほど遅かったという。開業は4月20日を予定している。

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