能登地震受け市川市 下水道被害想定し訓練

能登地震受け市川市 下水道被害想定し訓練

 元日の能登半島地震を受け、千葉県市川市で3月14日、地震による液状化で下水道に大きな被害が出たことを想定した訓練が行われました。

 能登半島地震では、下水道が大きな被害を受け、水洗トイレが使えないなど生活への影響が長引いています。

 これを踏まえ、市川市は14日、地震による液状化で下水道に大きな被害が出たことを想定して訓練を行い、職員や地元の住民ら合わせて約70人が参加しました。

 訓練ではまず、マンホールの蓋を開け下水道管が壊れていないかどうかを確認したり、ドローンを使って上空から被害状況を確かめたりしました。

 そして、マンホールを利用した仮設トイレを組み立てる訓練や、貯水槽から水を引く応急の給水訓練では、住民が実際に水をくむなどして災害時の対応を体験していました。

 訓練に参加した田中甲市長は、「災害はいつ起きるかわからない」として、次のように述べました。

市川市 田中甲 市長
「(災害は)市川市でも他人事ではない。自分の町で起きたらどうするか、市民も、市民の協力も “公助” と言われる行政の協力も、一体をもって災害に備えていく訓練が重要だ」

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