23年夏に配信され大ヒットした武侠ドラマ「蓮花楼」が3月27日にWOWOWで放送されると報じられ、中国のネット上で話題となっている。
「蓮花楼」はチョン・イー（成毅）、ツォン・シュンシー（曾舜晞）、シャオ・シュンヤオ（肖順堯）らが出演するサスペンス要素が加味された武侠もの。従来の成長ストーリーと違って「蓮花楼」が描くのは元最強剣士の「終活」物語。「許す」「諦める」ことの大切さを表す名ぜりふが視聴者に感銘を与えたほか、テンポのいい事件解決、爽快なアクションシーン、メインキャラクター同士の面白い関係性などが評判を呼び、中国のネット上で「2023年の中国時代劇の中で一番評価された超話題作」と絶大な支持を得ている。
配信終了後の今もなお、ドラマを繰り返し見ながらせりふ、演技、シーンなどを吟味するツワモノが続出中で、映画・ドラマ情報サイトの豆瓣（douban）では、スコアリングに参加した人がついに65万人を超え、10点満点で8．5点と自己ベストを更新した。
海外人気も目を見張る勢いで、動画配信サービスの愛奇芸（iQIYI）が展開している海外向けプラットフォームでは日本、韓国、ドイツ、タイを含めた17カ国で「見たいドラマランキング1位」に輝き、初回配信の翌日には韓国が放送権を最速購入したほか、日本でもWOWOWでの放送が決定したと報じられ、中国のファンの間で支持と喜びを分かち合うコメントが殺到した。
「他のドラマは努力と成功に拘りがちだが、『蓮花楼』は執着心を捨てることの大事さを教えている。だから『蓮花楼』は格が違う」「日本のある発表会で『最も重視する作品』と位置付けられたのを見てうれしかった」「チョン・イーの『蓮花楼』は特別な作品。きっと日本のファンも気に入ると思う」「チョン・イーのファンが増えることを願う」などの反響が寄せられた。（編集/RR）
