「アフガンの子どもたちへ」仏教会がランドセルを寄贈 「少しでも支援したい」

集まったランドセルや文房具を確認する仏教会の僧侶たち(守山市内)

 滋賀県守山市の市仏教会はこのほど、アフガニスタンの子どもたちへ、再利用できるランドセル10個と文房具約800点を贈った。

 同会は、市内の寺院から法要などで使い残されたろうそくを集めて、電気が普及していない地域もある同国に贈っていた。取りまとめを行っていた企業が撤退したことから、2020年度からは同会単独でランドセルを贈る事業に取り組んでいる。

 市民向けの機関紙などを通じて檀家や門徒に呼びかけ、子や孫が使い終えたランドセルのほか、ノートや鉛筆、ボールペンなどが集まった。国際協力NGOを通じて現地へ送る。

 同会の北脇光昭会長(72)は「アフガニスタンでは、女性が自由に学べないと言われており、少しでも支援ができれば」と話している。

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