北京で「科学技術で開かれた未来」展、電子盲導犬が注目集める

北京市身体障害者連合会の主催による2024年「科学技術で開かれた未来」第1回匯愛科学技術展が13日、北京で開幕しました。写真は電子盲導犬。

北京市身体障害者連合会の主催による2024年「科学技術で開かれた未来」第1回匯愛科学技術展が13日、北京で開幕しました。科学技術の助けを得て、視覚障害者が支障なく外出し、聴覚障害者が自由に交流できるという夢は、現実になりつつあります。

展示エリアでは、「電子盲導犬」が注目を集めました。視覚障害者である北京市視覚障害者協会の曹軍副会長は、会場で体験した後、「北京市にも盲導犬基地が建設されているが、ほんの一部の障害者しか利用できない。ほとんどの視覚障害者は外出の際、やはり電子盲導犬に頼るしかないと思う。電子盲導犬は、無人運転や自動運転と同様に急速に開発されてほしい」と述べました。

会場では、同時通訳機能を持つ字幕メガネが展示されています。健常者と聴覚障害者の交流では、このメガネは音声をリアルタイムで文字に変換し、着用者の視野に直接投影することができます。このメガネがあれば聴覚障害者は人と話をする時、読唇術や手話、筆談に頼る必要がなくなります。

そのほか、視覚障害者の映画鑑賞を実現する便利な「バリアフリー劇場」サービスや、聴覚障害者のための便利なスクリーン朗読(音声を文字に変換)、人工知能(AI)音声アシスタントなどのバリアフリー機能付き電子製品、さらに体の不自由な人々のためのブレイン・マシン・インタフェース技術なども展示され、多くの障害者は科学技術がもたらす利便性を体験できます。(提供/CRI)

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