アストロデザイン、さっぽろ雪まつり会場から8K映像と22.2ch音声を伝送。札幌から東京・大阪へ伝送

アストロデザイン株式会社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下:NICT)総合テストベッド研究開発推進センターが主催し、2024年2月に行われた「超高精細映像を用いた広域映像配信実証実験」に参加した。同実験は、NICTと産学官約70組織がそれぞれ技術や人材、機材を持ち寄り、札幌・東京・大阪・沖縄などの複数拠点を結んで実施された。

参加実験の概要

2024 さっぽろ雪まつり会場で学校法人 幾徳学園 神奈川工科大学様が撮影した大雪像の8K3D映像を非圧縮で大阪へ伝送。2月4日(日)、5日(月)の2日間にわたりグランフロント大阪にて8K3D パブリックビューイングを開催した。同時に、今回初めての試みとして22.2ch音声の伝送を実施。雪のHTB広場から伝送された音声を22.2chオーディオ対応チェアスピーカー「TamaToon」で再現するコーナーも設けた。パブリックビューイングは一般公開され、TamaToonによる臨場感あふれる空間を体験した人からは驚きの声が多く上がっていたという。

大阪でのパブリックビューイング

また東京へのマルチキャスト伝送も行われ、8K映像(2D)を受信・表示した。

同社使用機材

  • 8K マルチパーパスカメラ AB-4830/AC-4829
  • 8K IP ゲートウェイ IG-5114
  • 22.2ch Chair Style Speaker「TamaToon」 SA-1852
  • インターフェースアダプタ IA-1567
  • 8K クロスコンバータ SC-8229、SC-8219 他
札幌会場の様子

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