今月下旬に行われる朝鮮民主主義人民共和国代表（北朝鮮）との2連戦に向けた日本代表メンバーを発表した森保一監督が、FW伊東純也（スタッド・ランス／フランス）の招集を見送った理由を語った。
先のAFCアジアカップカタール2023の大会期間中に、一部週刊誌にて、女性への性加害疑惑が報じられていた伊東純也。最終的に同大会から途中離脱する事態にまで発展。その後は所属クラブに合流し、公式戦に出場し続けていた状況だが、アジア杯後初の代表活動となる今回の招集メンバーからも外れることになった。
森保監督は伊東を招集外とした決断について、「純也の件に関しては、一言で言うと、彼を守るために招集しなかったという判断を私自身がしました。彼の置かれている状況であれば、我々も彼のパフォーマンスと状況を踏まえた上で招集は可能だし、したいと思っている」とした上で、「ただ、招集した場合、日本で彼を取り巻く環境がどうなるかを想像した時に、落ち着いてプレーできる環境にはならないということを、私自身は想像していますし、彼だけではなく、チームとしても落ち着いて活動できる環境にはならないだろうとも。いろんな方が関心を持たれていると思いますので、そうなったときに彼の一番大切にしている家族や大切にしている方々に対する影響を考えると、今は招集しない方がいいと判断しました。最初にも言いましたが、彼を守るために招集しなかったということです」と明かしている。
